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結婚指輪の値段の相場は?費用を抑える方法も紹介

結婚が決まったら用意したいのが結婚指輪。他の人はどのようにしているのか、気になるところですよね。

この記事では、購入価格、購入方法、購入先、デザイン、費用の負担は誰?など、結婚指輪を購入しようとしている人が抱くであろう、結婚指輪に関する疑問を解説します。

結婚指輪購入の際の参考にしてみてください。

【年代別】結婚指輪の購入価格の相場

みんなのウェディングが2023年2月に行った調査 では、2人分の結婚指輪の平均購入価格は21万554円でした。

参考:みんなのウェディング公式サイト

購入価格帯を見ると、最も多かったのが10万円~15万円の23.3%、続いて20万円~25万円が18.6%、15万円~20万円で16.8%と同程度の割合でした。

一方で30万円以上の高価格帯を購入したという回答も20%近くあり、このことが平均購入価格を押し上げていると言えそうです。

また、別の調査にはなりますが、婚約指輪1本の平均購入価格は39.9万円となっていますので、結婚指輪の方がシンプルで落ち着いたデザインを選ばれる人が多いことがわかります。

以下、年代別に見ていきましょう。

20代

20代の結婚指輪の平均購入価格は21万5,704円です。

購入価格帯としては10万円~15万円が最も多く24.3%、20万円~25万円が20.9%と次に多い結果となりました。

購入価格帯にはかなりバラつきが見られ、中には100万円を超えたというカップルもいました。各カップルの結婚指輪観や、結婚指輪に求めるものが、購入価格に反映されているようです。

30代

30代の、2人分の結婚指輪の平均購入価格は21万721円です。

20代より5000円ほど価格は下がっており、年齢が若いから、求めやすい価格帯のものを買うわけでもなさそうだとわかります。

 

購入価格帯としては、10万円〜15万円が21.7%と最多、続いて15万円〜20万円が18.3%、25万円〜30万円が13.9%と、ボリュームゾーンこそ20代と変わらないものの、手頃な価格のものでいい派と、いいものを買いたい派で二極化しつつあるようです。

40代

40代の結婚指輪の相場は20万円から30万円程度と、30代とそれほど相場は変わらないようでした。

しかし、経済的に余裕が出てくる年代でもあるため、一生に一度の買い物であるからと奮発する方も増えてきます。

【購入方法別】結婚指輪の購入価格の相場

購入方法によって購入価格の相場に違いはあるでしょうか。 ここでは既製品、セミオーダー、フルオーダーの3パターンに分けて見てみましょう。

既製品

2020年にマイナビウエディングで調査した結果、最も一般的な購入方法である既製品の結婚指輪の相場は、ペアの平均価格で22.4万円(※1本あたり11.2万円)でした。

参考:マイナビウェディング公式サイト

同じ既製品でも、素材やデザイン、宝石の数などによって価格は大きく変わるので一概には言えませんが、目安としてはこれくらいのようです。

ブランド品を購入するとなるとかなり高額になるので、平均価格としては22.4万円ですが、二極化している傾向にあります。

セミオーダー

同じ調査で、セミオーダーでの結婚指輪の購入金額相場は23.4万円でした。

既製品と比較すると、若干価格が上がる傾向にあるようです。

 

しかしながら、セミオーダーは自分の好みに合わせて既存のデザインをアレンジすることができるので、満足度は高い傾向にあります。

実際にセミオーダーで結婚指輪を購入する人は増加傾向です。

数万円の価格差であれば、セミオーダーにする価値はあると思われます。

フルオーダー

フルオーダーでの結婚指輪購入価格相場は25.5万円となっています。

フルオーダーはいちから作り上げる分好みを反映しやすく、あれこれと要望を詰め込みがちです。

その分価格も高くなりますので、フルオーダー、セミオーダー、既製品の順に高くなるのも納得の結果です。

 

結婚指輪はお求めやすいものから、数十万円するような高級品まで様々です。しかし、「安い結婚指輪はダメ」という意見も見かけます。
こちらの記事では、安い結婚指輪がダメな理由を解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:安い結婚指輪はダメ?後悔しないためのポイントも解説

結婚指輪の値段を左右する要素

結婚指輪の値段は、何によって決まるのでしょうか。ここでは、素材、宝石の数、リングの幅、ブランドの面から見ていきます。

素材

プラチナと金は結婚指輪によく使われます。

みんなのウエディングで実施したアンケート によると、購入した結婚指輪はプラチナが1位で71%、以下ピンクゴールド9%、シルバー6%、イエローゴールド5%と続きます。

 

プラチナが結婚指輪に選ばれる理由は、丈夫さと希少性です。

プラチナ単体だと柔らかく傷つきやすいですが、合金にしたPt950、Pt900と呼ばれる素材が非常に丈夫であり長期の着用に向いています。またプラチナは希少性の面からも人気です。

一方のゴールドも耐性が強く、希少性があり、肌馴染みがいいことからも近年人気を集めています。

どちらも希少性が高く、価格は上がりますが、結婚指輪には断然おすすめの素材です。

宝石の数

次に挙げられるのが、宝石の数です。 最近は結婚指輪にも宝石を入れる人が増えてきていて、女性の82%・男性の24%が宝石のついたデザインの結婚指輪を購入しています。

結婚指輪と比較すると、ダイヤモンドのサイズは小さめになる傾向にあり、メレダイヤのような小粒の石を埋め込んだデザインや、エタニティリングのようにぐるりとダイヤモンドを一周させたデザインが人気です。

小さいとはいえ、ダイヤモンドがついているかついていないかで価格は大きく異なります。また、ダイヤモンドのサイズでも指輪の価格も大きく違ってきます。

 

こちらの記事では、ダイヤの中でも希少と言われている「ピンクダイヤモンド」について、解説しています。「ピンクダイヤモンド」の結婚指輪を検討されている方は、あわせてご覧ください。

関連記事:希少なピンクダイヤ、石言葉と隠された意味

 

リングの幅

リングの幅も、指輪の値段に影響してきます。 結婚指輪の金額を左右する要素のひとつ目で、素材についてお伝えしたとおり、結婚指輪はプラチナやゴールドで作られることが多いです。

プラチナやゴールドは希少性のある貴金属ですから、リングの幅が太くなればなるほど金額は高くなります。

また、クロスリングなども、見た目の割にプラチナやゴールドの使用量は多くなりがちです。 同様に、リングのサイズが大きい場合も、プラスで料金がかかることがあります。手が大きい、指が太い人は注意しましょう。

ブランド

ブランドも、価格を左右する条件のひとつです。 「結婚するなら、指輪は絶対に〇〇で買う!」と決めている人もいるのではないでしょうか。

そのブランドが培ってきた伝統や歴史があるからこそ、ブランドものの指輪は憧れの存在でいられるのです。

誰が見てもそのブランドだとわかるデザインや輝き、そのブランドのものを身につけているという高揚感、手厚いアフターサービスなどの対価として、価格が設定されているはずです。

特に、外資系のハイブランドだとかなり金額が上がります。それだけの価値をそのブランドに払ってもよいと思えるだけの魅力があるならば、高すぎることはないでしょう。

注文方法

注文方法も価格に影響することがあります。

ブランド品などは、オンラインでも店頭でも同じ価格であることが多いですが、中には通販専業でやっている店舗もあります。

このような店舗は、実物を見るショールームがなかったり、直接対面で対応してくれる店員さんがいなかったりする代わりに、価格をおさえているところが多いです。

結婚指輪に対する考え方も人それぞれです。同じ品質のものが割安で手に入るならその方がいい、という方は、通販専業のメーカーを検討してもよいのではないでしょうか。

結婚指輪の購入費用を安く抑える方法

ここでは、結婚指輪の価格を安く抑える方法をいくつかご紹介します。

素材やデザイン選びを工夫する

まずはじめは、素材やデザイン選びを工夫することです。

素材は、プラチナやゴールドが圧倒的に人気ですが、チタンやステンレスなども丈夫で変質しづらく、アレルギー反応がでにくい金属です。

価格はプラチナやゴールドに比較すると、求めやすい価格になっています。

 

ただし、チタンやステンレスは、再加工しづらいという問題点があります。太ったから、痩せたから指輪をお直しに出したりするのは難しいです。

また、デザインも、地金をあまり使わないシンプルなデザインにすることで、金属の使用量が少なくなり、価格がおさえられます。いろいろなデザインと価格を比較して検討してください。

婚約指輪とセットで購入する

ブライダルジュエリー専門店やセレクトショップなどでは、店舗独自のブライダル特典として、婚約指輪と結婚指輪を一緒に注文することによって、割引がきくところがあります。

また、最近では重ね付けすることを前提にしている婚約指輪と結婚指輪もあります。そういったものを同時に購入するのもよいでしょう。

セミオーダーで購入する

セミオーダーで結婚指輪を作るメリットのひとつに、決めた金額に合わせて調整できることがあります。

セミオーダーは、決まっているデザインに、いくつかの選択肢が用意されていて、デザインをアレンジすることができます。

ダイヤモンドの数やグレード・金の種類が変われば金額も変わります。

 

既製品だと、ダイヤモンドの数も、グレードも決められているので、その中から選ぶしかありません。

予算にこだわれば、指輪のデザインのどこかを妥協することになります。

一方、フルオーダーだと、選択肢が多すぎて大変です。

金額とデザインのバランスは、セミオーダーが一番取りやすいといえるでしょう。

結婚指輪の購入費用は誰が払う?

婚約記念品として、男性が女性に贈るのが一般的な婚約指輪。

それに対して結婚指輪は男性女性両方が身につけるものなので、費用は誰が出すのが一般的なのか、疑問に思う人も多いはずです。

結婚指輪の費用について、「誰が出す」というルールも慣例も特にはありません。ここでは、一般的な3つのパターンについて見ていきます。

どちらか一方がまとめて払う

「収入が多い方が払う」「男性から婚約指輪をもらったので、お礼をしない代わりに結婚指輪代は女性が払う」など、いろいろなパターンがあります。

お店でお会計をする時には、まとめて払うのが一般的なので、どちらか一方がまとめて払ってそのままも多いです。

折半する

結婚指輪の費用は半分ずつ折半するカップルも多いです。

ただし、結婚指輪は女性がつけるものの方が割高になるケースが多いため、きっちり折半となると揉めたり、わだかまりが残ったままの場合もあるそうです。

どちらかがまとめて払うにせよ、折半するにせよ、お金に関する話は納得できるようにしっかり話し合うようにしましょう。

せっかくの結婚生活のスタートですから、後にしこりを残さないようにしたいですね。

結婚資金から支払う

お互いに出し合って作った結婚資金の中から出すのも一つの方法です。「ふたりのお金」なので、あまり揉めることもないでしょう。

ただし、結婚資金は、転居費用や挙式費用、新婚旅行の代金などもそこから払うはずです。

何にどれくらい必要なのかきちんと計算して、後からお金が足りなくならないように気をつけましょう。

結婚指輪を選ぶ際に確認したいポイント

せっかく購入する結婚指輪ですから、なるべく後悔のないようにしたいものです。 ここでは、確認しておくといい3つのポイントをお伝えします。

自分の手になじむデザインかどうか

日常的に身につける結婚指輪だからこそ、自分の手になじむデザインかどうかは確認しておきたいところです。

カタログやホームページでは素敵に見えた指輪が、試着したらそうでもない…というのは、よくあることです。

逆に、はめてみたらすごく素敵に見えた、ということも。

 

指輪は、必ず試着して、手への馴染み具合をみてから選びましょう。

また、むくみやすい体質の場合には、試着する時間にも注意してみてください。

 

ちょうどいいと思ってサイズを選んだのに、夕方になるときつい、きついのが嫌で毎日つける気になれないというのでは、せっかく買った指輪も浮かばれません。

できれば昼と夕方、違う時間で2回計測・試着させてもらうと安心です。

 

こちらの記事では、婚約指輪はどの指につけるのが正解かを解説しています。これを機に婚約指輪をつける意味を理解しておきましょう。

関連記事:婚約指輪はどの指につければいい?実は指それぞれに意味がある!

 

婚約指輪と重ね付けしたときの相性は良いか

最近では、婚約指輪をタンスの肥やしにせずに、着用する人も増えています。また、特に人前式ではエンゲージカバーセレモニーが流行っています。

エンゲージカバーセレモニーは、挙式で新郎新婦がお互いに交換した結婚指輪の上に、新郎が改めて婚約指輪をはめる儀式です。

式で誓った二人の永遠の愛に蓋をするという意味があり、参列客に婚約指輪を披露するという意味で人気があります。

 

このように結婚指輪と婚約指輪を重ねづけする場合に、指輪のデザインの系統が似ていたり、元々重ね付けできるデザインだったりする方が、見栄えがよくなります。

せっかくであれば、重ね付けして相性がいい指輪の方がおすすめです。

金属アレルギーの有無

稀ではありますが、結婚指輪が金属アレルギーでつけられないことがあります。

金属アレルギーになりやすい素材として、ニッケル・コバルト・パラジウム・クロム・すず・水銀・銅などが挙げられます。

中でも、バラジウム・銅は、結婚指輪の定番素材であるプラチナやゴールドを安定させる合金として使われている場合があり、注意が必要です。

また、ニッケルはバラジウムと似た性質を持つため、ニッケルアレルギーがある人は、バラジウムにも気をつける必要があります。

素材として「Pt900」「18K」など明記されていても、その配合まではわからないお店がほとんどです。もし、アレルギーの心配がある場合は、お店の人によく確認しましょう。

結婚指輪の相談は専門店まで

ここまで見てきて、結婚指輪にかける費用は15万円から20万円程度であること、費用の出し方に特に決まりはないこと、指輪の価格は素材やダイヤモンドの数などによって決まることなどがわかりました。

とはいえ、店員さんに相談しながらじっくり選びたい人も多いのではないでしょうか。

 

レガンは札幌を中心に展開する、ブライダルジュエリー専門店です。

日本有数の老舗ブライダルジュエリー工房へ直接オーダーを行い、豊富なデザインと、多様なアレンジができる高い技術が好評です。

結婚指輪で迷ったら、ぜひ一度レガンにお越しください。専門知識のあるスタッフが、アドバイスさせていただきます。

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北海道に店舗を構えるブライダルジュエリーレガンの編集スタッフが、婚約指輪や結婚指輪などの情報を発信しています。

本記事が初めて婚約指輪や結婚指輪を購入する方の後押しになれればと考えています。